【現代語訳】おくのほそ道 #5 ~黒髪山(男体山) 裏見の滝~ 【松尾芭蕉】
黒髪山、あぁこれは日光の男体山のことですがね、霞がかかっていましたが、残雪がまだ白く残っています。 まずは旅の連れの曾良の歌を聞いて下さい。 剃り捨てて 黒髪山に 衣更(ころもがえ) 曾良 なんて歌 […]
黒髪山、あぁこれは日光の男体山のことですがね、霞がかかっていましたが、残雪がまだ白く残っています。 まずは旅の連れの曾良の歌を聞いて下さい。 剃り捨てて 黒髪山に 衣更(ころもがえ) 曾良 なんて歌 […]
室の八島明神に参拝した。このとき旅の連れ合いの曽良は、こう語った。『この神社に祭ってある神は、古事記に登場する木花咲耶姫(このはなさくやひめ)と申しまして、富士山麓にある浅間神社と同じ神なのです。 こ […]
今年は、1689年。私は奥羽地方への長旅に出ようと思い立った。遥か遠い旅空を思うと、白髪になってしまうような苦労を重ねることにもなるだろう。 しばらくして、まだ見聞きしたこともない国境へと辿り着いた。 […]
1689年5月16日(旧暦では元禄2年3月27日)に江戸を出発する。 夜明けの空はぼんやりと霞んでいて、有明の月の光も弱い感じであるが、遥か富士の峰が微かに見えて、上野・谷中など桜の名所も見えてきた。 […]
月日は永遠の旅人であり、来ては過ぎる年もまた旅人のようなものである。絶えることなく行き交う舟の上に人生を浮かべる船頭、馬の口をつかまえて老境を迎える馬方などは、毎日が旅であり旅を自らの住処としている。 […]