【現代語訳】おくのほそ道 #2 ~千住~【松尾芭蕉】
1689年5月16日(旧暦では元禄2年3月27日)に江戸を出発する。 夜明けの空はぼんやりと霞んでいて、有明の月の光も弱い感じであるが、遥か富士の峰が微かに見えて、上野・谷中など桜の名所も見えてきた。 […]
1689年5月16日(旧暦では元禄2年3月27日)に江戸を出発する。 夜明けの空はぼんやりと霞んでいて、有明の月の光も弱い感じであるが、遥か富士の峰が微かに見えて、上野・谷中など桜の名所も見えてきた。 […]
月日は永遠の旅人であり、来ては過ぎる年もまた旅人のようなものである。絶えることなく行き交う舟の上に人生を浮かべる船頭、馬の口をつかまえて老境を迎える馬方などは、毎日が旅であり旅を自らの住処としている。 […]
忘れもしない日の記憶。 私の誕生日は7/4なのだが この日に祖父が亡くなった。 祖父は心臓病を患っていて数年前に名だたる医師がいる大学病院でペースメーカーを埋め込む手術を受けていた。 唐突だが私はこの […]
お手紙見ますと中々食糧不足のようですね。米の新潟も困ったものですね。しかし南方で戦う先輩のことを考えたら、ぜいたくは言えぬ訳です。 今ベットの中で家を思いながら書くのも又ひとしおですよ。 正月には、恒 […]
この話は私が中2の秋の事。 秋と言っても限りなく冬に近い秋 この頃になると夕方は一時で 直ぐに闇が迫ってくる。 その時間帯には不思議な体験をよくする。 太陽と月は生と死に例える神話もいくつもある。 何 […]
作詞:外山正一 作曲:シャルル・ルルー 1. 吾(われ)は官軍我が敵は 天地容れざる朝敵ぞ 敵の大将たる者は 古今無双の英雄で これに従うつわものは 共に慄悍決死(ひょうかんけっし)の士 鬼神に恥じぬ […]
今はスマホは誰でも持ってる。身近で無くてはならいものになっているだろう。私も今この話をスマホで書いている。今から20年くらい前の話。 ある日を境に知らない番号から何度も着信があった。あまりに何度も掛か […]
あれは私の父親が亡くなって3年の月日が経った頃 なぜか無性に父に会いたくなり祖母に泣きながら 『お父さんに会いたい』 と無理な愚図りを言った。祖母は敢えて無表情に 『仏壇にいるから拝んでおいで』 とだ […]
むかしむかしのことだった。岩船という村に大変酒の好きな権兵衛という男が住んでおった。 この村から隣の村へ行くには「小浦」と呼ぶ浜を通る寂しい山道があり、昔はよくこの道をとおって行った。 ある日のこと、 […]
小正月の夜、または小正月でなくても、冬の満月の夜は雪女が出て遊ぶともいう。 雪女は、こどもを大勢引き連れて来るという。 里の子供らは、冬は近辺の丘に行き、そり遊びをして、楽しさのあまり、夜になることが […]